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いよいよ師走。そろそろ新年を迎える準備を始めないと…と思っている方も多いのでは?かく言う私もおせち料理が気になりつつ、我が家に代々伝わる漆器のお重箱とともに活躍してくれる、新しいお重箱がほしいなと思う今日この頃。

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贈答用に自宅用にと利用頻度の高い漆器専門店「山田平安堂 代官山ヒルサイド本店」にうかがい、代表取締役 山田健太氏に、漆器の魅力やこの時期おすすめの漆器をご紹介いただきました。

「山田平安堂」は、創業1919年、宮内庁御用達の漆器専門店。「漆器をもっと若い世代にも見ていただきたい」という先代の思いから誕生した代官山の店頭には、常時約800種類の漆器がスタイリッシュに並んでいます。
「漆器」とは、漆を塗った器物・塗り物のこと。日本の伝統行事に家庭の食卓にと様々なシーンで活用され、日本の伝統文化・食文化を語る上で欠かせない存在です。

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神森:山田さんは幼い頃から漆器に囲まれ育ったのでしょうか?

山田:はい。実家では漆器の食器や小物の他、漆器のインテリアも利用していたりと、ライフスタイルの中に漆器が自然に存在する環境で育ちました。
めし椀も漆器以外は使ったことがなかったので、大人になり外で食事をし、磁器でご飯がでてきた時は驚きました!今も自宅では漆器のめし椀を愛用していますし、山田平安堂でも「めし椀」のラインナップにはこだわっています。
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神森:「漆器のお椀」の魅力を教えてください。
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山田:漆器のお椀は、陶器だと持てないような熱々の汁物を入れても手に熱さが伝わらず、優しい温もりを感じながら手のひらでお椀の側面をもつことができます。また、保温性も高いので、器をもって口に食べ物を運ぶ、和の食文化に適しています。めし椀・汁椀は、手頃な価格帯のものも数多くあり、漆器初心者の方にも、おすすめです!

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神森:山田さんは、山田平安堂4代目として、幼い頃から家業を継ぐことを意識していたのでしょうか?

山田:いえ。学生時代は体育会のアメフト部に所属し、アメフトに没頭する4年間でした。卒業後は銀行勤務を経て、家業を継ぐことになりました。代表取締役に就任する際に、伝統を継承しつつも過去にしばられることなく時代にあわせ、経営スタイルも商品も最善のものに変えていくことを決意しました。
いくら漆器が機能面、芸術面で優れていても、現代の生活に合わなければ廃れてしまいます。大切なのは、漆器が現代の暮らしの中で使われること。現代のライフスタイルに漆器をどう生かしていくか?どう生かすことができるか?をより多くのお客様に提案・発信していくのが私の役目だと思っています。
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神森:山田平安堂さんでは、伝統的な漆器のラインナップを継承しつつ、様々な形で新しい漆器の楽しみ方を提案されています。例えば、名刺入れ・iPhoneケース・USBメモリなど現代のビジネスマンの必須アイテムを漆器で展開するなど。
また、老舗銘菓や人気のフラワーアーティストとのコラボレーションギフトなども定番商品として販売されていますよね。今後も、そうしたコラボレーションに注力されるのでしょうか?
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山田:はい。ハイジュエリーブランド「Chopard」、セイコープレミアムウオッチブランド「クレドール」、「ヴァンドーム青山」をはじめとする高級時計やジュエリーブランドとのコラボ商品も誕生しています。今後は、自社ブランドの時計やジュエリーの展開にも挑戦したいですね。
宮内庁や世界各国の大使館に収めることになった先代の築き上げたのれんを守りつつも、漆器の新たな可能性を広げ、現在のライフスタイルに合った「漆の美しさ」を表現することを通じ、国内にとどまらず界に向けた日本文化の発信に力を入れたいと思っています。

神森:文字盤に漆器が利用されている時計、美しいですね。新たな漆器の時計やジュエリーの展開も楽しみです!

後半に続く・・・
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神森 真理子

ジャパン トラディショナル カルチャーラボ株式会社
代表取締役社長
慶應義塾大学卒業。パリ第三大学で映像・アートビジネスの勉強をし、松竹(株)に入社。ベルギー・フランス生活を通じ、「日本文化の活性化」という生涯の目標を見出し、会社員としてマーケティング・PRの仕事に従事しつつ、日本文化の伝道師として、日本文化の魅力を発信する企画・執筆・講演過活動を展開。日本文化に関する多数の企画・コンサルティングプロジェクトに従事した後、独立しジャパントラディショナルカルチャーラボ株式会社 代表取締役に就任。
+ART CLUB「食とアートの会」主宰。「銀座なでしこ会」幹事。
利酒師・ワインエキスパート・フードアナリスト1級。

ジャパントラディショナルカルチャーラボ
公式サイト:http://jtcl.co.jp/
ブログ:神森真理子の『食を!アートを!日本文化を!楽しもう』
http://ameblo.jp/mariko-kamimori/
連載:MYLOHAS『大和撫子のための和文化のいろは』
http://www.mylohas.net/eco/japanese_culture/

日本酒を楽しむスマホマガジン「酒ゼミ」
監修:現代ビジネス:安倍昭恵「対談『日本の食』を考える」

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