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前編

貴田さんのこれまでのキャリアを教えていただけますか。

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20代の時に神戸にあるアパレル会社に勤めていました。元々、そこのお店のお客さんでした。ある時「アルバイトに来てよ!」って誘われたんですよ。当時はバブルの直前だったのでセール時期は本当に忙しかったんですね。
1ヶ月だけのアルバイトと思っていたら、そのうち今度は「社員になって!」と言われそのまま社員になってしまいました。ちょうどDCブランドの立ち上がりの時期で、ヨウジ(・ヤマモト)/コム・デ・ギャルソン派と、シマダジュンコとかのボディコン派があって。もちろん、ボディコン派でしたが(笑)その次はイタカジ、そしてインポートの王道アルマーニやベルサーチを扱うようになりました。服が面白いくらい売れて、お給料も毎年上がるような時代でした。ヨーロッパで買い付けさせてもらったり、ミラノコレクションに行ったり。会社の規模もどんどん大きくなって、私も中間管理職になって、新人教育をしたりだとか、本当に色んなお仕事をさせてもらいました。
最終的にはバブル的な結末で会社はなくなってしまいましたが(笑)。

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会社がなくなってしまった後は、どうされていたんですか?

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今度はイタリアのジュエリーを扱う会社に移りました。元々そこの社長夫婦と知り合いで、可愛がっていただいていたのです。出産するまで約4年間在籍し、その時にジュエリーのことをひと通り勉強させていただきました。
出産と共に家庭に入り憧れていた専業主婦になりました。でも、いざなってみたら全く向いてないことに気がついて(笑)。やっぱり仕事がしたい!!と思いだして。それまでは自分の年齢なんて意識したことはなかったんですが、38歳くらいからもやもやしてきて・・・なぜかその頃は、女性は40歳からの10年間が勝負と勝手に思っていて、するなら今!と決心しました。
でも、子どもが小さかったのでお勤めではなく、時間を自分で決めれる形のお仕事を何かしようと思いました。やはり今までにしてきた事しかできないじゃないですか。なので、お洋服やジュエリーを仕入れ、今までのお客様やお友達を対象にショップではなくサロン的な感じでワンルームマンションを芦屋に借りスタートしました。
それが2001年です。
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そこから今の「LiSA LiSA」がスタートしたんですね。

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はい。ブランド名の「LiSA LiSA」というのは娘の名前(「リサ」)なんです。当時、雑誌「VERY」の読者モデルとして何回かお世話になっていたというご縁で、編集長・相沢正人さんにご相談をしたところ「ママは忙しくてもあなたのことを忘れていないよ」というメッセージを込めて、「LiSA LiSA」という名前をプレゼントしていただきました。そういえば、通販になるきっかけをいただいたのも「VERY」でした。今でこそ、パールってカジュアルなファッションにも使われてますが、当時はもっぱら冠婚葬祭用でした。私は、パールをジーンズとTシャツに付けたくて・・・神戸はパールの街。学生時代からの友人の真珠会社から仕入れをし、(パールの)ネックレスをあしらったスタイリングをご提案させていただいたんですよ。そしたら「VERY」のスタイリストさんに気に入ってもらえて、そのスタイリングで黒田知永子さんなどモデルさんのコーディネートに使ってもらったら、ウチにすごい量のお問い合わせがあったんです。もう、ビックリ!!それこそ全国にお客さんが増えていったので、じゃあちゃんとしたカタログを出そうか、となって。
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じゃあ、最初にヒットした商品っていうのは、パールのネックレス?

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はい。淡水を中心としたカジュアルなパールですね。ネックレスやパールのクロスのペンダントトップで、白だけじゃなくカラーパールも展開しました。
あとは、バッグもそうです。今もずっと販売している「かごバッグ」です。
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そのころって、ファッションの通販カタログなんてなかったですよね?

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ほぼなかったです。まだPCも普及してなくてFAXと電話の時代でしたから。
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会社を始めてみて、どうでしたか?

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商売なので山も谷もありました。何で始めちゃったんだろうとか、何歳まで続けるんだろうとか、そういうことを思った時もありましたね。とはいえ、次のシーズンに向けて考えなきゃいけないことは山ほどあるし…。在庫を抱える仕事なので商品の管理という面でも大変です。でも、商品をお届けてしてお客様から「素敵な商品をありがとうございました」というお声を聞いたときには、やっぱりやっててよかったと思いますね。10年続けるのが1つの目標だったんですけど、それを達成したときには、やっと1人前になれたかなと思いました。
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でも、10年以上、今13年目ともなると、ファンの方もたくさんいらっしゃるでしょう?

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そうですね、本当に昔からのお客様もいらっしゃり、毎回カタログを楽しみにいただいています。ウチは春夏と秋冬のカタログを年に2回作っているんですけど、カタログを出す時期に合わせて全国3カ所(芦屋、東京、福岡)で“スペシャルショップ”という期間限定ショップをしているんです。通販なのでお客様に直接商品を手に取ってご覧いただける場や、通常はTELやメールだけでお顔がわからないお客様と実際にお会いしてお話しできる場を作りたくて。あとは、自社のカタログ以外に、ショップチャンネルや家庭画報の通販のカタログにも出させていただいています。
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今の話でもそうですが、やっぱり物を販売する仕事じゃないですか。生産する商品の数などは、どのように決めてらっしゃるんですか?

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はっきりとした基準はないですね。売れると思ったものが売れないとか、その逆もありますし。もちろん、経験を重ねると(予測の)確率は段々上がってきますけど、やっぱり完全に分かるわけではないです。言葉は悪いですけど、毎回、賭けみたいなもので(笑)。
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今までで、予測を超えて売れた商品とかってありますか?

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バッグですね。“かごバッグ”と“ジョーカーバッグ”。この二つはウチの定番商品で、今でも根強い人気で売れ続けています。
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ジョーカー・バッグはリバーシブルなんですね。

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そうです。1つで2度美味しい感じ(笑)とにかく軽くて大容量で持ちやすいですね。たためば付属のポーチにも入るし…、旅行にも持っていきやすいです。
あとは、(カタログを見せて)こういうポンポンも人気アイテムです。一応フェンディよりも早くだしたんですよ(笑)。
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前編終わり


Writer: 森綾のアイコン森綾

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