このエントリーをはてなブックマークに追加

E9672c6db6b0c5a1ebfffc9b7ddb0f7e
Blank

VISIONAIRE 63 FOREVER

 

人が良さげでよく喋るこの人、一体誰? と疑問を持つ人多いです。
わたくしもその1人でした。
友達から同級生と紹介され、わたくし達の溜まり場によく遊びに来る人、
それが石光史明さん。
 
よくよく聞いてみたら1991年の創刊以来、毎号異なるテーマと装丁でファッションイメージとアートを表現するヴィジュアルマガジン、VISIONAIRE(ヴィジョネアー)をアジアで輸入、取次、販売、PRするヴィジュアルコネクションの代表者。
 
ヴィジョネアーは、一流ファッションメゾンの間でもこの雑誌と組む事がステイタスとされており、過去にルイ・ヴィトン、グッチ、エルメス、日本の企業でもコム デ ギャルソン、資生堂など世界に名だたる企業とコラボレーションを実現して来た雑誌。しかも発行部数が3000部から6000部という希少価値のある雑誌。
 
しかも1部ごとにナンバリングされていて世界中でコレクターズアイテムとしてその価値は上昇し、その勢いはとどまる所を知りません。

 

VISIONAIRE 63 FOREVER

 

今回、ブランドスタート30周年を迎えた時計「G-SHOCK」と共同で制作出版されたヴィジョネアー63“FOREVER”が発売と同時に、
 
過去のバックナンバーを展示販売している「DOVER STREET MARKET GINZA」(7月17日まで開催中)に伺い、
石光さんが過去制作に携わったVISIONAIRE話や、ヨーロッパでのコレクション現場の話を伺いました。

 

蔵岡 :

さて、今回のG-SHOCKもさることながら、ビマジン読者が喜びそうな有名ファッションメゾンのコラボレーションが多数販売されてますが。
ちなみにお幾ら?

石光さん :

例えばこのルイ・ヴィトンですが、日本発売当初確か10,800円だったんですが、現在高騰して68万円強です。

VISIONAIRE 18. FASHION SPECIAL

 

蔵岡 :

えええっ! 実際モノグラムのカバーが付いててマニア垂涎だけど、当初そんなに安かったの?

石光さん :

まぁ18号という事もあったんでそれにちなんだ数字に収められばと思って。
でもそれでも当時の価格の倍(実際2冊分扱いのダブルイシュー)の値段だったんですよ。
あくまでもモノグラムのバッグは表紙でしかなく、売っているのは中身(雑誌)っていうスタンスなので。

VISIONAIRE 20. COMME DES GARCONS

 

蔵岡 :

今じゃ買えない…。
もちろんこちらのコム デ ギャルソンも凄いんでしょ?

石光さん :

ええ、まあ(笑)。
ヴィトンのもそうですがアメリカじゃもう既に手に入らないので、実は正規で購入出来るのはウチからだけなんです。
 
あと今回のG-SHOCKなんですが、時計は?と言われる方がいるのですが、
実際他のコラボでもロゴや商品を前面に出して使う事って殆どないんです。
 
勘違いされがちなのですが、それらを文字や情報やテーマにそった形として表現する事はありますが、あくまでも主体はテーマ(中身)なので。
例えばエルメスが何かを付けてくれた、ではなくテーマにそった中身のポストカードに相応しいカードケースがエルメス製でそれが表紙となった、というだけで我々が付加価値を付けたわけじゃないんです。実際毎号テーマに合わせてフォーマットを変えて表現してますね。
 
今回のG-SHOCKはシルバー(33,000円)とゴールド・プレート(143,000円)の2種類を発売しましたが、最近の傾向としてリミテッドの中のリミテッドを作る傾向がありますね。ちょっと前にもスタンダード版は約152cm×91cmで、デラックス版だと約213cm×152cm。もうデカくてデカくて日本で販売するのに挫折した本もありました。ちなみにこのG-SHOCKのやつも24金製で1億近くなるやつも制作中です。

蔵岡 :

うわ、すっごい。
あ、これKRUGでしょ?

VISIONAIRE 55. SURPRISE

 

石光さん :

これ飛び出す絵本になってて、ほら!まさにサプライズ!
(とボトルからシャンパンが飛び出す絵が登場)
でもこれ、人によって立体の取り方が違ったりとものによって効果が出やすいものと出にくいものがあったりと。
草間先生のヤツですね、これは。
 
これはマリオ(マリオ・テスティーノ)のやつで、実は日本で一番売れたやつなんです。パロマ・ピカソのキスマークが付いてたり。

VISIONAIRE 22. CHIC / MARIO TESTINO

 

蔵岡 :

えっ!? 1部1部キスマーク付けたわけじゃなく…。

石光さん :

いや、さすがに印刷です(笑)。
この手紙なんですが、カトリーヌ・ドヌーブがサンローランに宛てた手紙のレプリカです。彼女が実際使っている便箋を使ってたり、マドンナがエヴィータのプレミアで実際に着たヴェルサーチのドレスを5,000ピースに切り裂いて貼り付けたりと、初期の号を彷彿とさせる手作り感があるというか。
ちょうど97年にマリオがエキシビジョンで初来日したのでそれもあったのかもしれませんね。

蔵岡 :

この毛皮のヤツは?

VISIONAIRE 33. TOUCH

 

石光さん :

これFENDIでレザーが巻いてあったりと、日本で通関する時に税関にコレはなんだって説明したりと何かと苦労があったんですよ。
品目としてはあくまでも本なんで、VISONAIREは(笑)。
他にもヌードや香料に含まれる内容物などで通関時に苦労が多いんですよ。思い出は他にも色々あります。

VISIONAIRE 37. Vreeland Memos

 

石光さん :

彼女が残したコレクションや撮影などのメモが400枚位出て来たんです。そこから抜粋したものをそのまま印刷して。
基本VISIONEREは言葉を使いませんが、これだけ唯一彼女のメモをそのまま印刷して言葉だけで、と。
 
メトロポリタン美術館で彼女の回顧展をやったんですが、その限定パンフレットをスティーヴンが制作したんです、その流れもあって娘さんが提供して下さったんです。

 

VISIONAIRE 34. PARIS

 

石光さん :

セメントグレーのものは、ディオール・オムのエディ・スリマン。
実はスティーヴンのパリ時代の友人で、その流れでエディがまだアシスタント時代にパリコレの最中に紹介されて以来、彼とも長い友人です。
 
 
その後「自分のブランドを日本でも展開したいから、今度会社の人間が日本に行くから会って欲しい」って電話で言われて。
 
なんでだろう?
 
って思いながら紀尾井町にあるサンローランのオフィスに呼ばれて行った事もありましたね。
 
実はその頃すでにファッションに興味がなかったんで、彼がリヴ・ゴーシュのクリエイティヴ・ディレクターに就任したのを知らなくて(苦笑)。マリオのエージェントになった時もこんな緩い感じでしけど。
 
ちなみに当時のディオール・オムの広告ってVISIONAIREがデザインしてるんですよ。

 

蔵岡 :

で、出た。この方誰に対してもこんな調子で、暖かい距離感なんです。

石光さん :

で、いつもみんなにしているように、日本で何か手伝えればって思いで行ったらパリコレで何度もお見かけしたお偉方がいらして、しかももっと大きなお話しで…でもさすがにその件には向いていなかったというか、まだ器じゃなかったんでその旨正直にお伝えして(笑)。
 
向き不向きってあるんで。そういうのは適任の方がやられるのが一番だし、実際大成功されましたから。

蔵岡 :

とモード界で働く人が聞くとビックリするような話が続出。

石光さん :

年4回の定期刊行物で表現方法も毎回異なるVISIONAIRE。
雑誌のオートクチュールと呼ばれる所以でもあり、だからこそ世界中のファッショニスタや蒐集家がこぞって買い続けるコレクターズアイテム。
 
日本でも過去に何度かVISIONEREのエキシビジョンは開催されていますが、
実際、特に貴重なバックナンバーをこんなに近くで手に取って眺められるのは今回初めてじゃないかなと…
 
ですので皆さんも是非この機会にDOVER STREET MARKET GINZAでご覧頂ければと思います。

VISIONAIREと半生を共にした日本人 石光史明

 
 

さて石光さんの話は尽きず。
17才からコレクション取材、その後NYに渡りVISIONEREで制作チームに携わり帰国後、現在に至るという経歴の持ち主。
 
次回はNYでの話を中心にお届けします。

 
※次回公開予定 : 7/12(Fri) | お楽しみに!!
 
 


VISIONAIRE(ヴィジョネアー)

1991年の創刊以来、毎号異なるテーマと装丁でファッション・イメージとアートを表現する、ニューヨーク発のヴィジュアル・マガジン、「VISIONAIRE・ヴィジョネアー」。
その自由な編集方法や表現方法には、時代を先駆けて活躍するトップアーティストはもちろんのこと、アップカミングな若き才能までが共感し、参加しています。

アンディー・ウォーホールやシンディー・シャーマン、トム・フォードやマリオ・テスティーノなどのビックネームが名を連ね、日本からは村上隆、奈良美智、草間彌生、藤原ヒロシ、宮崎駿などが過去に作品を提供しています。

また、一流ファッションメゾンの間でも、VISIONAIREと組むことが一種のステイタスともいわれ、これまでにLouis Vuitton、Gucci、Hermes、Levis, Tiffany&Co、資生堂やSony Computer Entertainmentなど、世界に名だたる企業とのコラボレーションを実現してきました。
毎号3,000~6,000部(発行当時は1,000部)の世界限定で、すべてにナンバーリングが施され、世界中でコレクターズアイテムとしてもその価値は上昇し、その勢いは現在もとどまるところを知りません。(文中敬称略)
また当サイトの運営会社である株式会社ヴィジュアル・コネクションの代表である石光は、同誌初のインターンとして創成期の早い時期からNYで編集に携わったのちに同社を設立し日本に広めるべく活動をしています。


 
【関連リンク】

VISIONAIRE | ヴィジュアルマガジンVISIONAIREの正規直輸入販売を行うVISUAL CONNEXION

VISIONAIRE | HOME

Boolog A Go-Go!(石光史明) | CREATOR BLOG(クリエーターブログ) | HOUYHNHNM(フイナム)

【取材協力】

DOVER STREET MARKET GINZA
 
 

このエントリーをはてなブックマークに追加

Others By

チョークアートからキャンドルアートまで、新しい才能を発信! 松下萌子さん【後編】
Blank

Bimajin Story / 2017/03/29

全日本国民的美少女コンテスト出身、世界へ羽ばたくチョークアーティスト 松下萌子さん【前編】
Blank

Bimajin Story / 2017/03/22

得意の料理で体調管理と体型維持しています 中川知香さん【後編】
Blank

Bimajin Story / 2017/03/08