

山田:「漆器を好きな人を増やすこと」「漆器が好きな人に対して、ライフスタイルのあらゆるシーンで漆器を楽しんでもらえるよう商品ラインナップを充実させ、漆器のあるライフスタイルを提案すること」。この2つを目標に取り組んでいます。
日本の高い漆芸の技術を守り、伝えるために、名匠の作家の作品を復元したり、職人の育成に注力したりといった取り組みも今後も続けていきたいと思っています。
山田:まさにその通りで、漆器は使えば使うほど艶が出て、手にもなじんできます。一度使うとほとんどの人がファンになってくれますね。
漆器は強くて、よほどのことがないかぎり壊れませんし、変色したり、はげたりしても、塗り直すこともできます。このことから『漆は末代まで』と言うように、長く利用できるので、結局はお買い得とも言えます。「扱いづらい」といった先入観をもつことなく、もっと気軽に漆器を楽しんでみてください!
最後に、新年を迎えるにあたり、この時期おすすめの商品をご紹介いただきました!
干支盆は山田平安堂が30年以上にもわたり、
その年を象徴する干支の文字を描いている限定アイテム。
今年も力強い筆で古典美を描いた、午の
「干支角盆」が完成したばかり。新年を迎えるにふさわしい、縁起のよい一品。
干支盆シリーズの丸盆。来年を象徴する 干支の絵柄「午」を描いた限定アイテム。 一目見て心和むような愛らしい午を描いた、女性への 贈り物に最適のアイテム。お正月に使い始め、1年間大活躍しそうですね。
お盆に次ぐ人気の干支アイテム、箸置。家族が集まる食卓に、金箔で描いた午の箸置が並ぶとぱっと華やかになります。贈り物にもぴったりなサイズなので、年末年始、お世話になった方や友人へのお礼としても喜ばれそうですね。
天然木を一つ一つ職人が組み上げ、艶やかに塗り上げたお重箱。 シンプルなデザインながら蓋を閉めている時も凛とした佇まいを醸し出す一品。六角の形は、二つ三つと組み合わせることで 様々な表情を見せ、中に詰める料理を引き立たせつつも漆器ならではの主役級の存在感が!
漆黒の三段重に取り皿を5枚セットした一品。取り皿は重箱と同じ寸法で重ねることが出来、重ねた状態は朱色と金色のコントラストが華やかな市松柄。見て良し、飾って良し、使って良しの三拍子揃った、山田平安堂オリジナルラインナップ。伝統的なシーンでも、カジュアルに楽しむシーンでも、活躍しそうですね!
「平安堂に熨斗蒔絵あり」。そんなふうに伝えられてきた熨斗蒔絵。 蒔絵だけで2ヶ月近くかかるという膨大な製作期間。 熟練の蒔絵師をも「挑戦の領域だ」とうならせる高度な蒔絵の技術。 漆器の芸術家たちが作り上げる“雅の世界”にうっとり。お重箱は代々その家庭を見守り、お正月という ハレの席を一層華やかな空間へと変えてくれる、 人を魅了する食器です。 親から子へ、子から孫へ受け継ぎ代々大切にしたい逸品。
お正月には、そこにどんなお料理を詰めて家族やお客様をもてなそうか?そんなことを考えるのもお重箱を選ぶときの楽しみ。私もワクワクする新しい漆器とともに新年を迎えたいと思います!
山田平安堂 代官山ヒルサイド本店
住所:東京都渋谷区猿楽町18-12 ヒルサイドテラスG棟電話:03-3464-5541
OPEN:10:30~19:00(日・祝~18:30)
CLOSED:無休(但し、年末年始、盆休みをのぞく)
URL:http://www.heiando.com
山田平安堂 WEB本店(ECサイト):http://www.yamada-heiando.jp
神森 真理子
ジャパン トラディショナル カルチャーラボ株式会社
代表取締役社長
慶應義塾大学卒業。パリ第三大学で映像・アートビジネスの勉強をし、松竹(株)に入社。ベルギー・フランス生活を通じ、「日本文化の活性化」という生涯の目標を見出し、会社員としてマーケティング・PRの仕事に従事しつつ、日本文化の伝道師として、日本文化の魅力を発信する企画・執筆・講演過活動を展開。日本文化に関する多数の企画・コンサルティングプロジェクトに従事した後、独立しジャパントラディショナルカルチャーラボ株式会社 代表取締役に就任。
+ART CLUB「食とアートの会」主宰。「銀座なでしこ会」幹事。
利酒師・ワインエキスパート・フードアナリスト1級。
ジャパントラディショナルカルチャーラボ
公式サイト:http://jtcl.co.jp/
ブログ:神森真理子の『食を!アートを!日本文化を!楽しもう』
http://ameblo.jp/mariko-kamimori/
連載:MYLOHAS『大和撫子のための和文化のいろは』
http://www.mylohas.net/eco/japanese_culture/
日本酒を楽しむスマホマガジン「酒ゼミ」
監修:現代ビジネス:安倍昭恵「対談『日本の食』を考える」
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