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いよいよ花火大会のシーズン到来ですね!知っておくと花火大会をより一層楽しむことができる「日本の花火の豆知識」をご紹介します。

1)日本の花火の歴史は戦国時代から

日本の花火の技術・芸術性は世界的にみても、レベルが高く日本を誇る文化の1つといえます。
日本の花火の歴史は、1543年の鉄炮伝来にまで遡ります。この時ポルトガルより、火縄銃とともに火薬ももたらされました。火縄銃に使う火薬も花火の火薬も基本的には同じ材料で、配合比を変えれば花火になります。
火薬は戦国時代には、合戦で大量に消費されましたが、平和な江戸時代には、戦闘のための火薬の需要は減り、花火の技術が進歩し、目的に応じて様々な材料が配合されるようになりました。

2)花火大会は江戸時代から

江戸時代の花火大会といえば隅田川。
本格的な日本最初の花火大会は、1733(享保18)年の「両国の花火」といわれています。

3)花火大会の由来は?

夏の風物詩「花火」。華やかなイメージが強い花火大会ですが、もとは「慰霊祭」と「水神祭」の目的があったのをご存知でしょうか?
1732(享保17)年、多くの餓死者がでた享保の大飢饉に加え、江戸では、コロリ(コレラ)が猛威を振るい多くの犠牲者が出ました。これらの犠牲者の霊を慰め供養するため、八代将軍吉宗は1733(享保18)年5月28日、江戸の大川(現在の隅田川)で、「川施餓鬼(川で亡くなった人の霊を弔うために川辺などで行う仏事)」を行い、花火を打ち上げました。これが両国の川開き(現在の隅田川花火大会)のはじまりとされています。

もう一方の「水神祭」というのは、川開きに関連するイベントで、その年の河川の安全を祈念する神事です。この水神祭にあわせ花火大会を催すことで、隅田川の川開きは一層盛り上がりをみせました。
これ以降、川開きの初日に毎年花火を上げるようになり、両国橋の辺りは水神祭の日に限らず、川開きの期間中(約3カ月)頻繁に上げられるようになりました。

4)花火のかけごえ「たまや」「かぎや」とは?

花火が打ち上げられた際のかけ声として伝わる「かぎや」「たまや」は、江戸時代の有名な花火師の屋号です。
花火の製造・打ち上げは、両国橋の下流を「鍵屋(かぎや)」、上流を「玉屋(たまや)」が担当し、技を競い合って技術を高めていました。その花火の競演に、人々は歓喜し、「たまや」「かぎや」と掛け声を真似するようになったそうです。
玉屋は鍵屋からの暖簾分けでしたが、天保14年(1843)に失火全焼し、町並を半丁ほども類焼させてしまいました。当時、出火は重罪であったため、玉屋は江戸払いの罪を科せられ、追放処分となりました。結局、鍵屋・玉屋の時代は、32年間で幕を閉じたものの、江戸庶民の間に語り継がれその後の花火大会でも「たーまやー」「かーぎやー」と歓声を上げて見物していたようです。

今年の「隅田川花火大会」は2014年7月26日(土)の開催。
花火の歴史や由来を理解した上で、江戸時代の花火大会に思いをはせつつ眺めるのもまた粋ですね。

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神森 真理子

ジャパン トラディショナル カルチャーラボ株式会社 代表取締役社長

慶應義塾大学卒業。パリ第三大学で映像・アートビジネスの勉強をし、松竹(株)に入社。ベルギー・フランス生活を通じ、「日本文化の活性化」という生涯の目標を見出し、会社員としてマーケティング・PRの仕事に従事しつつ、日本文化の伝道師として、日本文化の魅力を発信する企画・執筆・講演過活動を展開。日本文化に関する多数の企画・コンサルティングプロジェクトに従事した後、独立しジャパントラディショナルカルチャーラボ株式会社 代表取締役に就任。 +ART CLUB「食とアートの会」主宰。「銀座なでしこ会」幹事。利酒師・ワインエキスパート・フードアナリスト1級。

ジャパントラディショナルカルチャーラボ
公式サイト:http://jtcl.co.jp

ブログ:神森真理子の『食を!アートを!日本文化を!楽しもう』
http://ameblo.jp/mariko-kamimori

連載:MYLOHAS『大和撫子のための和文化のいろは』
http://www.mylohas.net/eco/japanese_culture

日本酒を楽しむスマホマガジン「酒ゼミ」
監修:現代ビジネス:安倍昭恵「対談『日本の食』を考える」


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