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爽やかな好青年から日本史上に登場する歴史人物まで、様々な役柄を見事に演じ分ける演技力とプロ意識の高さから、各界より高い評価を得ている俳優・井浦新さん。「ピンポン」「蛇にピアス」「20世紀少年」「大河ドラマ」などこれまでにも、多くの映画やドラマ、舞台で活躍されている個性派俳優として知られています。今回は7月10日(木)よりスタートしたTBS連続ドラマ「同窓生」で主演を演じられるということで、撮影の合間にインタビューをさせて頂くことに!気になるドラマの見所やプライベートについてお聞きしました。

主演を演じられるドラマ「同窓生」ですが、主人公・柳健太はどのような人物なのでしょうか。
このドラマは25年ぶりの同窓会で出会った40歳を迎える男女の恋愛物語です。その中でも自分が演じる主人公の健太は恋愛に関してとても臆病で、恋をすることに慣れていない男。中学生の時に言っていたようなことを、いまだに口にするような、体は大人だけど心は成長していない、不器用だけれども、とても純粋で、それでいて人間として不完全な主人公です。よくも悪くも純粋で、それ故、繊細で傷つきやすく、相手のことを考え過ぎてしまうとても優しいヤツなんです。自分とはあまり似ていない役柄です(笑)でも、健太という”男”の子供のような純粋な眼差しは自分でも大切にしているところなので、そこは共感できる部分です。
ちょっと(?)頼りない主人公のようですが、どのように演じたいと思われていますか?
生真面目で恋愛に対して本当に純粋。隣の家に住んでいるような身近な人間なので、極端に役を作る必要はないと思っています。変に考えすぎるのではなく、気持ちで感じたことを声や表情に素直に出していく方が自然に役柄に入っていけますし、「健太」が生きてくるんです。だからこそ、作り過ぎないように、何を感じたかをそのまま芝居で表していければいいなと思います。 演技の技術ももちろん必要ですが、心で感じたことをどう表現するべきか。 大人の純粋さ、喜び、苦悩…。づまずきながらも一生懸命生きていく、人間として不完全な主人公を表していきたいです。

もし主人公と同じような状況になったらどうしますか?
同窓会で昔の彼女に再会したら嬉しいのは間違いないと思います。 でももし自分が健太の立場だったら関係は進まないかな。 実はそこが原作で1番引っかかったところで、正直悩みました。 頭で色々考えてみた結果、「純粋さ」というキーワードでぬぐい去りましたが。(笑)現実がどうだとか、不倫がどうだという前に、大人が恋をした時に何がエネルギーになるんだろうと考えた時、突き動かす情熱というのは「純粋な気持ち」だろうと。恋に理屈はいらない純粋な想い、これを表現するのは難しいことですが、違う着眼点でみれば面白いです。
撮影現場はどのような雰囲気なのでしょうか。
現場の雰囲気はすごくいいです!俳優もスタッフも皆が一生懸命で良いものを作ろうという気持ちで盛り上がっています。最大の敵は天候ですね。雨が降ったり止んだりするのでこればかりは。監督が欲しい絵が撮れないのが1番辛いと思います。

ドラマの見所や、特に注目してほしいところを教えてください。
この恋愛物語に登場する人物は40代の大人達。でもそれぞれが問題を抱えています。悩みと苦しみを抱えつつも、その中で必死にもがきながら生きようとする様は人間くさくて、美しいものだと僕は感じます。どんなに上手に世の中を生きている人でも、どこかでつまずくこともあって、完璧でないんです。
不完全だからこそ「人間ってイイな」と思える姿をドラマの中で見せていきたいし、皆さんにも注目して頂きたいです。
プライベートについて質問になるのですが、文化人としても知られている井浦さんのご興味は?
昔から大切にしているのは旅です。僕の家族は旅行が大好きで、子供の頃から「旅」と縁のある環境がありました。それがそのまま、大人になった今でも続けています。なんでこんなに好きなんだろう?とふと思うことがあるけれど、答えはとても単純。僕が求める旅というのは体や心を癒すような旅ではなくて、気絶するくらいハードなものです。朝日が昇るところから旅が始まって、朝から晩まで見て、感じて一日が終わる。寝る場所もあればどこでもいいと思っているくらい。その時、その瞬間に見たモノ・感じたモノを全部吸収していくような、旅というかフィールドワークです。旅は僕のライフスタイルの一部です。
井浦さんのイメージから想像がつきませんでしたが、実はアクティブなのですね。
仲間や友人にはそんなに刺激を求めすぎると不感症になるよと言われます。 圧倒的なものを見過ぎているとちょっとのことでは感動できないのでは?と言う人もいるけれど、僕からするとそれは逆。不感症どころか、心を揺さぶる何かが目の前に起きた時、それは心の奥深くに記憶されていきます。”感動”することを養うことが重要で、感じれば感じるほど僕の場合は多感になっていきます。その時の出会いは芝居にも直接的に生きますし。だから撮影ロケがあると嬉しいです。どんなところに突然連れていかれても自然と楽しんでしまう自分がいるのは子供の頃からずっと続けている「旅」があるからこそ。僕にとっては心を潤す健康法のようなもので、ペンとノートとカメラさえあればどこにでも行けます!
「旅」から刺激を受けることで、よりいっそう心が豊かになるという井浦さん。
ワクワクするような出会いや感動がお芝居にもしっかり生かされていることを感じました。連日の撮影でタイトなスケジュールにも関わらず、一つ一つ丁寧にインタビューに答えてくださった井浦新さん。恋愛の巨匠と言われる柴門ふみさん原作の「同窓生〜人は、三度、恋をする〜」、皆さん是非注目してください。
(撮影:上平庸文 / インタビュー・文:©izumi)
Writer: IzumiのアイコンIzumi

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