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マダムマサコからのメッセージ

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ごく普通の主婦だったマサコさんが料理を教えるきっかけになったのは、「買ってきて」と頼まれたお弁当を自分で作ったことでした。

「ある会合で、10数人分のお弁当が必要になって『注文しておいてくださいね』と言われたんです。でも買ってくるお弁当って味が濃いし、どうかなあなんて思って、自分で作ってみたんですね」

炒めた青菜を敷いて、焼いたお肉を載せたもの。茹でたじゃがいも。…素朴で美味しいおかずの数々に、みんなの表情が一変しました。

「『あら、今日のお弁当、いつもと違うわね。どこの?』と言われて恐る恐る自分で作ったと言ったら『ええっ、私も教えてほしい』というような話になって」

口コミで、イラストレーターのお嬢さんの友人たちもやって来るようになりました。
なかには、夫と娘がいるものの、アジアでの海外駐在経験が長く、すっかりメイドさん任せがクセになって料理を作ったことがないという奥様もいたのでした。

「彼女はなんとか料理を覚えたいと一生懸命通われました。1年程経ったとき、彼女のご主人からわざわざお電話をいただいたんです。『妻が誕生日にすべて手作りで料理を作ってくれました。本当にありがとうございます』と」

きっとご主人は本当にうれしかったのでしょう。ご家族はまた海外に転勤されたそうですが、きっと現地では料理の腕を更に上げておられるに違いありません。

マサコさんはお嬢さんの結婚式の日も、教会のその場所で手作りのフィンガーフードをふるまいました。参列した人たちはまさかその場で美味しいものを食べられるなんてと大喜び。

「美味しいものがあると、自然にやさしい気持ちになれます。たとえ初めて会った人と人とでも、仲良くその料理から話ができる。私は『美味しい』と言ってくださる人の顔が大好き。そういう顔がいっぱい集まれば、世の中はどんどんよくなっていく気がしませんか。おおげさかもしれませんが、それが世界が平和になる一歩のような気がするんです」

美味しいものをつくることは愛。材料を丹誠込めて作ってくれた農家の人たちも、それが美味しい料理になることを望んでいるでしょう。

この連載を通じて、私たちも自分を愛し、誰かを愛することができる本当に美味しい料理を作れるようになりましょう。

(料理 太田雅子、 撮影 上平庸文、 取材・文 森 綾)

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20131016bimajin-recipe-profile01◆マダム マサコ

プロフィール
1993年より白金台の自宅で料理教室を主宰。
口コミで集まった生徒たちに楽しく
「料理で世界平和!」を伝えている。
パリ、フィレンツェなど世界のマダムたちに
出張料理教室をすることも。
和、洋、中、エスニックなど、どんな料理も
家庭料理にしてしまう凄腕の持ち主。

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Writer: 森綾のアイコン森綾

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