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キレイになりたい、 イイ女になりたい、 そんな時、男性からの意見は欠かせないもの! 今をときめく旬な男性をbimajin編集部が独自の目線でイイ男をピックアップする特別連載コラム「MEN’S EYE」。

今回登場してくれるのは若手バンドネオン奏者として注目を集めている三浦一馬さんです。今年3月、出光興産主催「第25回出光音楽賞」というクラシック音楽において大変名誉ある賞を受賞、バンドネオン奏者として史上初の快挙を成し遂げた期待のアーティストです。

三浦さんが演奏する「バンドネオン」ってどんな楽器?

1800年代にドイツで発明された民俗楽器で見た目はアコーディオンと似ている蛇腹楽器の一つ。タンゴでよく使われていますが、音階配置が不規則で演奏が非常に難しい楽器として知られています。

それではさっそくインタビュー!


About work…

日本では珍しいバンドネオン奏者として活躍されていますが、三浦さんにとってバンドネオンの魅力とは?
三浦:僕自身、バンドネオン演奏者として感じることは「常に面白い」「まだまだわからない未知の世界」ということです。この楽器はドイツで発明されたのですが、ボタンの数だけでも全部で71個!通常の楽器では考えられないほどボタンの並びもバラバラで、逆にそこに面白さが潜んでいると思います。
実際に目の前にして見ると、すごく歴史の重みを感じる不思議な楽器ですね!
三浦:この楽器はピアノのように鍵盤を押して音を出すわけではなくて、伸び縮みする時に空気を使いながら演奏していくのが特徴です。真ん中の部分に空気を起こして演奏するので人間の声と原理が近いですね。バンドネオンから音が出る瞬間、自分の呼吸やちょっとした動作の全てがリンクしてしまう。どんなに小さな動きも全て楽器が反応するので緊張しているとすぐに音に出てしまうんですよ。だからその日の体調次第で音が変わってしまいます。そこがとても難しいのですが、同時に僕にとって魅力ですね。
三浦さんのご両親はピアニストですが、同じ道を歩もうとは思われなかったのでしょうか。
三浦:父も母も両方ピアニストでしたから、反対に近すぎたんでしょうね。小さい頃から常にピアノの音を聞いていて”遊ぶ”という感覚でした。ピアノは僕にとって大変身近な存在だったのでもっと興味を持って掘り下げよう!とは思わなかったんです。
バンドネオンに興味を持たれたきっかけは?
三浦:10歳の時、音楽番組で特集されていたバンドネオンを見て、そこから衝撃を受けてハマってしまいました。コンサートで弾く他楽器の楽譜を制作する時に様々な楽器に触れる機会もありますけど、基本的にはバンドネオン一筋です。(笑)
三浦さんが楽譜を作る時はどのようなことからインスピレーションを得るのでしょうか
三浦:僕が弾いているバンドネオンは”タンゴ”になるのですが、そもそもタンゴというジャンルは楽譜が存在しないとても特殊な世界です。元々ある楽譜を編曲したり、ゼロベースから作っていくことも少なくはありません。だから日頃から様々なジャンルの音楽をなんでも聞くようにしています。クラシックはもちろん、ジャズやポップスも聞きますよ。最近だとラジオを聴いていることが多いですね。気になった曲をメモしてインターネットで調べてみたり・・・。お気に入りのCDやYoutubeを聴いてそこからイメージを楽譜に起こすこともあります。これまで知らなかった音楽での中から自分のセンサーに引っかかる曲に出会えるとすごく刺激を受けますね!
今年3月にバンドネオン奏者として史上初の出光音楽賞を受賞されましたが、受賞してみての感想は?
三浦:この出光音楽賞に憧れていたのでもう感動でした!若手音楽家の登竜門と言われ、それまでやってきた活動が評価される賞なのでとても光栄です。基本的にはクラシック部門の音楽賞なので、クラシックではない楽器で受賞することができたということは名誉だなと思います。僕の先輩ギタリストが過去に受賞されていたので色々とアドバイスを頂きましたよ。受賞した時には真っ先に伝えました。
4月にはニューアルバム「ス・ワンダフル」をリリースされましたよね!お気に入りの曲などがあれば教えてください。
三浦:この「ス・ワンダフル」は僕の『新境地』として今までになかったものを取り上げています。バンドネオンは通常、タンゴのジャンルで演奏される楽器として認知されているのですが、「バンドネオン=タンゴ」という枠を越えたことをやりたいと思ったんです。アメリカ音楽の基礎を作り上げたガーシュウィンの曲をピアノやヴァイオリン、コントラバス、パーカッション、そしてバンドネオンで編成し、そこにアレンジを加えたトリビュートアルバムは、僕にとって新しいチャレンジでした。アルバムタイトルにもなった「ス・ワンダフル」はアメリカの古き良き時代を象徴するような曲調でビックバンドやジャズのような雰囲気で個人的にもお気に入りの1曲です。
6月には主要都市でコンサートを開催されるそうですが、どんなステージになりそうですか?
三浦:アルバムのリリースツアーとなるわけですが、これまでのように「クラシックホールで演奏をする」というスタンスではなく、「ライブハウスで演奏をする」という切り口に挑戦します。ステージの構成は前半にアルバム曲からガーシュインの作品を、後半はピアソラという現代タンゴの基礎を作り上げた巨匠達の名曲を演奏します。若い人たちにはあまり馴染みのない音楽ジャンルだと思いますので色々な人達に聴いて頂きたいですね。新しい環境で今までにはないライブ感を味わえる楽しいステージを考えているので楽しみにしていてください。

インタビューの始めから終わりまで真摯に答えてくれた三浦一馬さん。次回はプライベートについて♪こちらもお楽しみに!
三浦一馬

1990年生まれ。10歳より小松亮太のもとでバンドネオンを始める。 2006年に別府アルゲリッチ音楽祭にてバンドネオンの世界的権威ネストル・マルコーニと出会い、その後自作CDの売上で渡航費を捻出してアルゼンチンに渡り、現在に至るまで師事。 2008年10月、イタリアのカステルフィダルドで開催された第33回国際ピアソラ・コンクールで日本人初、史上最年少で準優勝を果たす。 2015年3月出光音楽賞(2014年度)を受賞。 2007年、井上道義指揮/神奈川フィルハーモニー管弦楽団《マルコーニ:Tangos Concertantes》日本初演をもってオーケストラ・デビュー。以後、大植英次指揮・大阪フィルハーモニー交響楽団、アロンドラ・デ・ラ・パーラ指揮・東京フィルハーモニー交響楽団、飯森範親指揮・大阪フィルハーモニー交響楽団、藤岡幸夫指揮・関西フィルハーモニー管弦楽団、高関健指揮・京都市交響楽団、井上道義指揮・札幌交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢等と共演を重ねている。 CDはいずれもビクターエンタテインメント㈱よりリリース。最新盤は、2015年4月リリースの「ス・ワンダフル~三浦一馬プレイズ・ガーシュウィン~」。 現在、若手実力派バンドネオン奏者として各方面から注目されている。

ビクターエンタテインメント・アーティストHP
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A022375.html

三浦一馬オフィシャル・ウェブサイト
http://kazumamiura.com

三浦一馬オフィシャル・フェイスブック
https://www.facebook.com/kazumamiura

【information】
三浦一馬クインテット《ガーシュウィン&ピアソラ》

日時:6月2日(火)18:30開場/19:00開演
会場:ウインクあいち

 

日時:6月4日(木)18:00開場/19:00開演
会場:EX THEATER ROPPONGI 

日時:6月13日(土)17:30開場/18:00開演
会場:あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホール

お問合せはコチラから

公演詳細:http://www.promax.co.jp/info/2015/060201
公演問合せ:テレビマンユニオン音楽事業部 03-6418-8617

4月に発売されたアルバム「ス・ワンダフル〜三浦一馬プレイズ・ガーシュウィン〜」も要チェック♪

過去のメンズアイは下記から!ぜひご一読を☆

Writer: Izumi

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