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「インターネット」で買い物をする。
10年前と比べて、インターネット業界は脅威の成長を見せ、私達のライフスタイルに今や欠かせない存在となりました。
日常品から洋服、コスメ、インテリアまでインターネットの普及により、どんなアイテムでも自宅で気軽に探して購入できてしまう大変便利なツールとして多くの人が利用しています。EC市場でもここ3年を振り返るだけで、2012年8.5兆円、2013年9.5兆円、2014年11.2兆円と右肩上がり。インターネットを利用する顧客層の幅もどんどん広がりを見せています。ところが、便利な反面、詐欺やトラブル、未成年の購入問題などユーザー同士のトラブルに悩まされている問題があるというのも現実。

今回はEC業界に特化したWEBメディア「ECのミカタWEB」を運営する株式会社Ryo-MA代表取締役・小林亮介さんに現在におけるインターネット通販の最新事情についてインタビュー。

・ なぜEC業界が右肩上がりなのか?
・ 通販と実店舗を使い分けるユーザーの実情とは?
・ 今後伸びていく注目サイトを見極めるポイントとは?

上記のような素朴な疑問を交えながら、ネット通販業界についてお聞きしました。

●ネット通販で商品を購入することは今や当たり前の風景となりましたが、なぜここまでEC業界は右肩上がりなのでしょうか?

まず、ここまでネット通販が浸透した原因の一つとしてスマートフォンの普及があります。若者達の「ながら買い」や日常生活に必要な消耗品をスマートフォンから購入するという人が10年前とは比べものにならないほど、需要が増えました。その中でも、健康食品や化粧品、アパレルは特に売上を伸ばしており、その代表選手と言えるECサイトが「アマゾン」です。もともと本をネット販売していたアマゾンは生活用品や家電をネットから購入できるツールを作り出した先駆者と言えるでしょう。まるでカタログを思わせるシンプルな商品説明とスピードを重視した”注文からすぐに届く!早くて便利”なネット通販としてEコマース業界では1位を独占しています。

●大手企業はもちろん、様々なネットショップが今では溢れていますよね。

そうですね。ネット上でも安心して良いモノが買えるという時代の基盤を作り出してくれたのは大手企業です。ところが今では数十万円の資金で自分の店を作ることができるという手軽さから、小規模のインターネットショップがここ数年で非常に増えました。そのため、「検索エンジン」や「SEO対策」「コンバージョンの獲得」が激戦状態となり、ネットショップを展開すればモノが売れるという時代ではなくなりつつあります。

● ネットショップで購入するユーザーのニーズも変わってきたということでしょうか?

確実に変わってきています。例えば最近ではデザイナーの卵が出品したモノが売上を伸ばしてきています。他の商品と差別化できる「個性」があると強みになりますね。価格勝負よりもオリジナルや一品モノなどは注目されており、インターネットの可能性が変わりつつあります。現在はラインモールのような手軽に使える「スマホアプリ」マーケットが急速に広がりを見せていますね。また、ブランド名や実店鋪での効果によりブランディングが既に確立されていれば、ネット通販における懸念材料であった「信頼感」という面においてユーザーも購入しやすいというメリットに繋がっています。

☆ 買い物をする時にどれほどの人がネット通販を利用しているのか?
アイテム別に集計したリサーチ調査をピックアップ☆

Q.【食品・飲料(米・水・酒など)】を購入するのはどこですか?

Q.【洋服(下着・インナー・アウター類)】を購入するのはどこですか?

Q.【靴】を購入するのはどこですか?

Q.【化粧品類(スキンケア・ヘアケア・など)】を購入するのはどこですか?

● ネット通販でモノを購入する時に、良いECサイトを見極めるポイントはありますか?

目的買いであれば単純に価格を比較して安いショップを選ぶだけですが、それだけでは今の時代を生き残ることは難しいと言えます。反対に、ネットショップ自体が雑誌のような感覚で見ることができる「メディア」を目指しているショップは今とても勢いがいいですよ。モノを売るだけでなく、商品の魅力を伝える物語が描かれていたり、細やかな情報が掲載されていたり。そのショップスタッフの”ライフスタイル”が想像できてそこに共感したい!と感じるような「ファン作り」をしているサイトは注目されています。

● 例えばどのようなサイトが実際に人気なのでしょうか?

北欧雑貨と北欧食器の通販サイト「クラシコム」は月間PV数80万を越える人気サイト。商品それぞれのストーリーがわかりやすく紹介されていて、なんとなく時間があれば見にいきたくなるサイトです。まるでリアル店鋪に足を運んだ時のような感覚になりますし、サイトのコンセプトもわかりやすい。アットホームな雰囲気があるのもいいと思いますね。
また、この「クラシコム」は購入者に対して、小冊子を送るといった「ファン作り」に対してもきめ細やかなサービスを提供しています。テクニックやシステムだけで売ろうとするのではなく、お店側の”顔”が見えるネットショップの一つです。今の時代だからこそ、オンライン上でのコミュニケーションはとても大きな課題。梱包の仕方一つにしてもお客様のことを考えなくてはなりません。そういった点を踏まえると、ここ数年で「ECサイト」に対する意識は変わりつつありますね。

●なるほど、直接コミュニケーションを取れないECサイトでは、いかにしてリアル店鋪に近い接客がお客様にできるかどうかがポイントということですね。

そのとおりです。リアル店鋪同様の接客技術をECサイトに取り入れることができれば今後もチャンスはまだまだあります。 別の例ですが、ファッションのトータルコーディネートを提案しているオンラインショップなどもありまして、なかなか面白いですよ。どういうモノを買えばいいのかわからない!という人が世の中には意外といるもので。自信を持って「カッコイイコーディネート」という定義付けをしてアプローチをした結果、売上を上げた企業もあります。わかりやすい例をあげると、「有名スタイリストがコーディネート」などエンドユーザーにとって付加価値になるものを提案してあげるという方法も商品の魅力を伝える手段の一つ。ユーザーのニーズが多様化している現代だからこそ、アイディアとサービス次第で大きな成果を上げることができると思います。何をどのようにブランディングするのか?どのように検索されるのか?どう差別化するのか?ユーザー(=ファン)との繋がりを大切にしながら顧客作りをしていくことがEC業界の課題とも言えますね。

● EC業界を盛り上げていくために今、すべきこと

僕等が目指していることはEC業界全体をもっと世の中に露出させ、ブランディングのお手伝いをしていくこと。番組や取材など多額のコストが発生する「宣伝」の分野をなんとか盛り上げていきたいと考えており、TVやマスメディアを使った露出などを目標としています。よくショッピングのバナー広告で費用対効果をはかって、認知度を上げていこうとする企業がありますが、ユーザーはそのショップを覚えていないことが大半です。サイトにクリックされるかもしれませんが、記憶に残るサービスを提供しなくては顧客作りには繋がりません。他社とは違う視点でマーケット情報を発信しつつ、ハードルを下げて企業が参加できるシステムを作って伝えていくことができれば中小企業の底上げになると信じています。

来年を目標にECに特化した新サービスを展開するプロジェクトを現在進行中の「ECのミカタWEB」。個々のブランディングに誇りを持って、ユーザーに足を運んでもらえる通販業界での新しい接客方法に今後も注目です。

株式会社Ryo-MA
URL:http://www.Ryo-MA.jp
運営メディア「ECのミカタWEB」
URL:http://ecnomikata.com
Writer: IzumiのアイコンIzumi

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